離婚女性の約半数が再婚しているこの時代ですから、今やバツイチ女性なんて世の中にとっては全然珍しいことではありませんし、付き合うことに対して全く抵抗ない初婚男性は多くいます。
…そんなバツイチ女性の中には、そろそろ今の彼と再婚を考えている方もいることでしょう。
しかし、目の前に立ちはだかる大きな壁。
それは義両親への挨拶ではないでしょうか。
世の中の再婚者が一番多いのは30代~40代にかけてだそうです。
となると、親の年齢は60代~70代といったところ。
この60代~70代の世代は、夫の定年退職を迎え熟年離婚をする夫婦もいるので、離婚に関しての理解はあると思います。
しかし、例えば初婚である自分の息子が、バツイチ女性と結婚するとなったらどうでしょうか?
「女性なんてたくさんいるのに、わざわざバツの付いている人を選ばなくても…。」
「離婚したってことは、問題のある女性なのでは?」
最初はこう思われてしまうかもしれません。
もし連れ子がいたら、
「うちの息子が苦労するのでは…」
などと、また印象が変わってくるでしょう。
ですが、せっかく愛している人の両親ですもん、気に入ってもらいたいですよね。
初めての結婚の時の挨拶とは、明らかに緊張感の違う「再婚時の挨拶」について。
私も数年前子連れ再婚をしたので、がっつり経験しています(笑)
そこで、今回はそんな義両親への挨拶をテーマに、気を付けなければならないことやコツについて、お話していきたいと思います。
【この記事の目次】
挨拶を成功させるコツ①あらかじめ彼から離婚経験があることを伝えてもらう
彼の実家に伺って突然、
「実は私、再婚なんです(子供もいます)!!」
では、義両親を驚かせてしまいますし、なんでこんな大事なことを早く言わないんだと、心証を悪くしてしまいます。
義両親へ挨拶することが決まったら、あらかじめ彼の方からあなたの経歴や2人が結婚に至るまでの経緯について簡単に話しておいてもらいましょう。
これは、義両親の為ではなく自分たちにとってもかなりメリットになります。
なぜなら、カミングアウトした時の義両親の素直な反応を、彼から聞けるからです。
私も彼から、義両親が祝福してくれていたことを事前に聞くことができ、少し落ち着いて挨拶に臨むことができました。
挨拶を成功させるコツ②離婚理由は包み隠さず、でも簡潔に!
義両親にとって一番気になるのが、過去の結婚の離婚理由なのではないでしょうか。
あまり彼の前で、前の結婚について話したくないかもしれませんが、隠したりごまかしたりすると、言えないようなやましいことをあなたがしたのでは…と不審がられてしまいます。
ですから、何が直接の離婚原因だったのか、(浮気、DV、性格の不一致など)簡潔で良いので正直に話しましょう。
その上で、もし義両親から質問があれば、聞かれたことに対してだけ答えて下さいね。
しかし、いくら元夫に離婚原因があり、話している途中で思い出しながら怒りが蘇ってきてしまっても、義両親にグチグチと元夫の悪口を話してしまうことは絶対にNG!
すぐ感情的になり、この嫁は自分の息子のことも外でペラペラと愚痴るのでは…と思われてしまいます。
あくまであった事実だけを話し、余計な感情は胸にしまっておきましょう。
私は、離婚原因も彼に事前に伝えてもらっていました。
DVだったので、気を遣ってくださったのか
「大変だったねえ。」
と一言声をかけてもらっただけで、後は触れられることはありませんでした。
息子にもきちんと話をした上で、彼が納得して付き合っているという印象にも繋がるかもしれないので、離婚理由まで彼に伝えてもらっても良いかもしれませんね。
挨拶を成功させるコツ③自分にも非ががあったことは素直に認めるが、自己否定しすぎないこと
元夫が原因の離婚であっても、自分を肯定しすぎると必死で嘘くさく見えてきます。
仮に、もし自分にも多少の非があったのなら
「自分にもこのような至らない面があり、今は反省しています。」
と謙虚な姿勢で素直に話しましょう。ですが逆に自己否定ばかりするのはNG。
暗く重い人だと思われてしまいますので、ここでも必要最低限以上のことは話さず、簡潔にまとめることを心がけましょう。
挨拶を成功させるコツ④再婚への前向きな気持ちを彼からも伝えてもらう
結婚の挨拶に来ていることは、義両親も分かっていますが、やはり改めて2人の結婚に対する決意をしっかり伝えておきましょう。
自己紹介が終わったすぐ後でも、義両親との話がひと段落した頃でも、タイミングの良い時で構いません。
自分はもちろんですが、実の息子である彼にもしっかりアピールしてもらうことが重要です。
バツイチは決してネガティブなことではありません。
両親にも彼にも引け目を感じることなく堂々とし、二人の将来について具体的なビジョンを話すことができれば、義両親もそんな2人のことを頼もしく感じ、応援してくれるでしょう。
私の場合、彼がかなり話を盛って私を持ち上げてくれたので、いつかボロが出るのではないかとヒヤヒヤしたくらいです(笑)
嘘はいけませんが、多少話を盛るのはアリだと思いますよ。
挨拶を成功させるコツ⑤連れ子がいる場合、義両親に会わせるタイミングに注意
あなたにもし連れ子がいる場合、最初の挨拶では自分の両親に預けるなどして、留守番させた方が良いと思います。
なぜなら、最初の挨拶では、やはり離婚理由や子供の養育費に関してなどの話に触れなくてはいけません。
子供の前でそのような話をするのは気が引けますし、第一、子供が聞きたい話であるはずがありませんよね。
そしてもし仮に義両親に反対されることがあった場合、自分のせいなのだと傷つくのは、誰よりも純粋である子供です。
そういった面からも、まずは2人だけであいさつに行き、結婚の許しを得られてから会わせるのがベストだと思います。
ですが、挨拶の際には子供の年齢や、好きなもの、面白いエピソードなど、義両親がすぐにでも会いたくなるようなエピソードをたくさん話して大丈夫です。
特に父親になる彼目線からのエピソードが多ければ多いほど、義両親から見て、息子が父親へなることの自覚をちゃんと持っているのだという証になります。
…私の場合は、義両親の方から
「子供にも会いたいから一緒に来て。」
と、言ってくれたので初対面から連れていきましたが、もしその言葉がなければ自分の両親に預けて挨拶に行くつもりでした。
挨拶を成功させるコツ⑥もしも反対されたら?
もし1回目の挨拶もらえなでは良い返事がもらえなかったら…。
一番やってはダメなことは、感情的になったりふてくされたりすることです。
もちろん、あなたがするはずはないと思いますが、彼にとっては実の両親ですので、このような態度を取ってしまう可能性があります。
この場合はあなたが彼をしっかりたしなめて、義両親の話を聞く姿勢を持ちましょう。
この時、反対する理由を一言一句聞き洩らさず、一度持ち帰って次回までに解決策や改善策を2人で話し合い、出た答えを持って再度挨拶に伺ってください。
認めてもらえるまで何度でも本気と誠意を見せれば、義両親もきっとあなたと息子のその姿勢に胸を打たれ、結婚に対する不安も消えて、結婚を承諾してくれますよ。
終わりに…
いかがでしたでしょうか。
再婚時の挨拶には、通常時の挨拶のマナーにプラスして以上のようなことに気を付ける必要があるため、より緊張しますし大変かと思います。
ですが2人、もしくは子供を含めたみんなで幸せな家族を築くためには、避けては通れない道です。
義両親も自分の息子には当然、苦労よりも幸せになってくれることを望むのですから、最初は反対されても当たり前だと思わなくてはなりません。
連れ子がいる場合は、あなたの子供に置き換えて考えてみたらすぐ分かることでしょう。
愛する相手を育ててくれた義両親なのですから、彼らもまた素敵な人たちに違いないと信じて、再婚に向けての第一歩である義両親への挨拶、是非とも頑張ってくださいね!