産後離婚はなぜ多いのか?考えられる5つの原因

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27歳の時に離婚した女です。結婚5年目、交際期間含めると7年目で離婚。離婚時子供は1人(4歳)いました。離婚した一番の理由は夫からのDVです。離婚してよかったことは自分のペースで生きられること。逆に大変だったのは「一人で子供を育てる責任」です。でも離婚して全く後悔ありません。

人生において女性は、男性よりも大きい様々なライフスタイルの変化を強いられます。

特に出産後が一番変化すると言っても過言ではないでしょう。

ほとんどの方が妊娠をすると、新しい命に出会えることを心待ちにし、幸せであろう家族の未来にポジティブな思いを馳せることと思います。

その思いに間違いはありませんが、実際は女性が出産をすると、ホルモンバランスの乱れや気持ちの不安定さ、ライフスタイルの大幅な変化によって大変なストレスを感じるのです。

しかし一方、我が子にとって同じ親であるはずの夫には身体の変化はありませんし、女性の心と体の不安定さが理解できません。

その大きな差がお互いの関係にズレをもたらし、結果、幸せな家族像とはかけ離れ、離婚にまで発展してしまうことも少なくありません。

また、近年の離婚率の高さが拍車をかけて、産後離婚の件数は増加しています。

できるなら、子供の出産が原因での離婚は避けたいものですよね。

そこで今回は、何故、産後離婚してしまう夫婦が増えているのか?

その具体的な原因についてお話します。

産後クライシスとは…

まず初めに、産後離婚を語る上で「産後クライシス」という言葉に触れないわけにはいきません。

「出産後2年以内に夫婦の愛情が急激に冷める現象」

このような意味を持つ産後クライシスは、2012年にNHKの番組で取り上げられ、反響を呼んだことで世の中に浸透しました。

厚生労働省の調査からも、母子家庭の30%以上が子供が0~2歳の時に離婚したことが分かっており、つまり産後クライシスにより離婚した方が多いということが伺えます。

タレントではスザンヌさんの離婚原因が産後クライシスによるものと言われており、また3人のお子さんを持つくわばたりえさんは、離婚にまでは至らなかったものの自身が体験した産後クライシスの状況を、テレビ番組で話したりしていました。

そしてこの産後クライシスに陥った夫婦は、例え2年以内での離婚を避けることができたとしても、10年以上もお互いの不満を引きずり、結局熟年離婚の原因になることも多いそうです。

では、この産後クライシスを踏まえながら、夫婦が産後離婚に発展してしまう原因を考えてみましょう。

産後離婚の原因5つ

その1.産後の体調不良

母親は子供を出産したその瞬間から育児がスタートしますが、出産による女性の体へのダメージは大きく、最低でも産後1か月はむくみやめまい、頭痛、腰痛、便秘など、様々な症状が表れ、しばらく体調不良が続きます。

ですが、里帰り出産を終え自宅に帰宅すると、夫としてはもう通常の生活がスタートできると思っているんです。

そして夫が仕事に行っている間、女性は家事と慣れない育児を、体調がすぐれない中でも行わなくてはならない上、しかも昼夜問わず2、3時間おきの授乳で毎日睡眠不足の状態が続いています。

しかし、その様子が夫にはなかなか分からないので、

「何故ちょっとした家事すらできないのか?」

「生まれたばかりの赤ちゃんは寝ている時間の方が長いから、日中昼寝できるだろう」

などと勝手に不満を抱きます。
そして妻は、

「私は具合が悪くても、ずっと赤ちゃんの世話につきっきりで休むヒマがないのに、何故家事すら手伝ってくれないの?」

「夜泣きしているのに気づきもせずイビキをかいて寝ているなんて…」

と不満が募り、夫婦の考え方に次第にズレが生じてしまうのです。

その2.女性のガルガル期

冒頭でお話したように女性は産後ホルモンバランスが乱れ、情緒不安定になりやすく悲観的になったりイライラしたり感情がコロコロと変化します。

また女性ホルモンのはたらきにより、母性本能が産前よりも一層強くなり、子供をどんな外敵からも守ろうと無意識に攻撃的になるのです。

そこで子供を守ろうとするそんな母親の様子が、動物が他の動物に対しガルガルと威嚇するさまと被ることから、最近世の中に浸透している「産後のガルガル期」という言葉。

「我が子を誰にも触らせたくない!」

「我が子を守れるのは自分だけしかいない!」

と、夫ですら菌だらけで汚いと感じ、我が子に触れることを嫌悪します。

そして、それを知らない能天気な夫を見て、さらにイライラを募らせ、時にその攻撃性が爆発することも…。

そうして夫婦の間に大きな亀裂が入ってしまうのです。

その3.産後うつ

女性のホルモンバランスの乱れは、時に深刻なうつの症状を引き起こしてしまうことがあります。

育児の悩みを相談できる相手が身近にいなかったり、夫が激務でほとんど一緒に過ごせる時間がなかったり、外出せずに毎日引きこもりがちになったり…。

このような原因が、ただえさえ不安定な精神状態に拍車をかけ、何もやる気が起きず、常にネガティブなことしか考えられなくなります。

最悪の場合、子供に危害を加えたり自分自身の命を絶つ選択をしてしまうことも。

東京都23区の妊産婦の異常死の実態調査では、産後自殺と精神疾患の関係において自殺と精神疾患が関係している割合は50%と多く、中でも「産後うつによる自殺は33%』と産後の自殺に大きく関係しているようです。


妊産褥婦の自殺 -東京都の集計及び概略分析

産後うつは心の病気ですので、夫には療養義務が発生するため、産後うつを理由に離婚することは裁判では認められません。

ですが、このような妻の状態に理解を示さず、治療にも非協力的であれば当たり前ですが夫婦関係が破綻し、離婚に繋がってしまうのです。

その4.父親の自覚がない夫

夫は、お腹を痛めて産んだわけではありませんし、出産後も里帰り出産などで生後しばらく我が子と近くで過ごすことができず、父親の実感や自覚が湧きづらいようです。

多少は仕方のないことのような気もしますが、だからと言って生活スタイルを何一つ変えず、寝たい時に好きなだけ寝て、テレビやゲームばかりやっていては毎日自分を犠牲にして頑張っている妻に対して失礼ですよね。

またおむつも替えも、
「汚いからいやだ。」

ミルクも、
「分量もミルクの温度も分からないしめんどくさい。」

寝かしつけも、
「俺、明日も仕事なんだよ。」

と何かにつけて拒否し、育児に非協力的な父親なんて必要ないとすら思ってしまいます。

その結果、夫がいない方が逆に家事の負担も減って気が楽だと、離婚を考えてしまう方も少なくないようです。

その5.自称イクメン夫

イクメンとは、育児するメンズの略。

最近ではつるの剛士さんのように、男性も育児休暇を取得して積極的に育児に取り組む男性が増えつつあります。

妻の気持ちに寄り添い、家事や育児のサポートをしてくれるなんて本当に理想の夫ですよね!

…ですが問題は「自称イクメン夫」です。

休日にたった1回おむつを取り替えただけで「俺イクメン」

妻が買い物中、1時間我が子と留守番し遊んだから「俺イクメン」

抱っこひもをつけて外を歩いている「俺イクメン」

父親の自覚がなく、何もやらないより夫よりはありがたいと思うべきなのかもしれませんが、いいとこ取りをし、これしきのことで育児を「やっている」感を出されると、妻としては不愉快です。

本当の育児はこんなものじゃない!と妻を怒らせてしまいかねないのです。

また外出先で見かけた家族や友人の夫のイクメンぶりを知って、我が家の自称イクメン夫と比べてしまい、嫌気がさして愛する気持ちが薄れていってしまうことがあるようです。

終わりに…

いかがでしたでしょうか。

妻の産後の感情の変化に対し、夫がどれほど理解を示し、いかに協力し合えるかが産後離婚かそれとも回避できるかの分かれ目になってくるのだと思います。

また、女性が行き場のないイライラした感情をなるべく溜め込まず発散できるようになれば、夫婦間のケンカやトラブルも回避できるかもしれません。

・友人と会話する
・美味しいものを食べる
・家事・育児を手抜きする
・夫とスキンシップを取る
・定期的に妻が一人になれる時間を確保する

このようなことでも、ずいぶん変わってくることでしょう。

産後離婚を避けるには…。

まずは産後クライシスに陥らないよう、妊娠中にあらかじめ夫婦で様々なことを話し合い、産後も我慢せず自分の気持ちを正直にパートナーに伝え合いましょう。心が離れなければ多少のケンカやトラブルがあっても、夫婦で乗り越えていけますよ。

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