2010年に流行語大賞にもノミネートされた「イクメン」という言葉。
ご存知の通り、育児に積極的なメンズを指します。
芸能人ではつるの剛士さんが第5子の誕生に合わせて、レギュラー番組を1ヶ月お休み。
子育てに専念したことでも有名ですよね。
最近では、男性の育児休暇取得を推奨している企業も数多く、実際夫が積極的に子育てに協力してくれる家庭も多いのではないでしょうか。
しかし、その反面子育てを全くしない「使えないパパ」がまだまだいることも事実。世界的にも日本人男性は家事・育児をしないことで有名のようです。
私が7年前に離婚した元夫もそうでした。一人娘のことを溺愛しますが、たまの休日に遊んだり、どこかへ連れて行けばもう終わり。
出掛ける準備や、オムツ替え、食事の世話など一切やろうとしない。
夫自身は十分子育てに関わっていると思い込んでいるようですが、そんなの育児って言いませんよね。
そんなわけで今回は、子育てしない夫の特徴をまとめてみました。
最後には、離婚を考える前にどうすれば夫を改心させることができるかについても考えてみましたので、最後までどうぞお付き合いくださいね。
特徴その1.男尊女卑の傾向がある
「家事や育児は全て女性がやるもの!!」
このような昔ながらの男尊女卑の思考を持った男性は、育児をしたがらない傾向にあります。きっと父親もそのタイプで、幼少期にそういう家庭環境で育ってきたのでしょう。
元夫は典型的な男尊女卑タイプで、以前、子育てを人に頼むなんて母親失格だと言われました。でもそう言った場合、普通ならその代わりに、仕事で稼ぐのが男の役目と思ってくれていると思いますよね。
しかし我が家の場合は違いました。
「このご時世、家事だけやって終わりなんてあり得ない。女も外で働け!」
と言われ普通にフルタイムで働かされました。もちろん家事、育児にはノータッチです。
そう。元夫は自分の妻を家政婦としか思っていない人だったのです。
特徴その2.潔癖症である
子育てに汚物はつきものです。
もちろん誰しもが、生まれた時は自分の事を何一つできません。
泣けば涙と鼻水で顔がぐしょぐしょ。ウンチやおしっこは1日に何度もオムツを取り替えなくてはなりませんし、洋服や布団まで汚してしまう事も多々あります。
ミルクは咳き込んだ拍子に吐いてしまいますし、離乳食が始まっても、テーブルから床までべちょべちょです。
走り回れるようになったら、毎日どろんこ。洗濯機を日に何度も回す日もあるでしょう。
このように毎日子供の汚したものを掃除し片付けることは、育児には不可欠です。
私だって別に好きでやっているわけではないのですが、我が子に関しては、汚いだとか近寄りたくないとは不思議と思えないものです。
しかし、元夫は違いました。元々、潔癖症の気があるのは分かっていましたが、まさか自分の子の排泄物や吐しゃ物をこれほどまでに拒絶すると思いませんでした。
例えば、オムツ替えの様子を見るのも、臭いを感じるのも嫌。必ず元夫のいない部屋で取り替えなくてはなりません。
オムツをビニール袋にいれた物を触るのも嫌。挙句の果てには、娘が嘔吐してしまった時に心配よりも先に
「汚い!!」
という言葉が出るのです。
ここまで極端な方は少ないかもしれませんが、潔癖症の方の中には我が子であっても汚く感じてしまい、育児ができないのかもしれませんね。
特徴その3.趣味が多い
趣味の時間と言うのは仕事以外の時間で費やすもの。
多趣味の男性はそれだけ趣味にかける時間がかかりますから、必然的に子育てに充てる時間がなくなります。
女性は例え趣味があっても、子供の為に我慢してるんですけどね。
我が家の場合、元夫の趣味は海釣りでした。
当時、海なし県に住んでいたので、休みの前日の夜から出掛け車中泊。早朝から午後まで釣り三昧。これが月に3~4回行われます。
この釣りに私と娘を同行させるのが、家族サービスと思っていた元夫。
夫が釣りを楽しんでいる間、私と娘はただひたすら終わるのを待つのみ!!
確かに、小旅行気分は味わえますが、娘と狭く硬い車中では熟睡できるはずもなく…。
それに海への転落が怖くて、車外へ出ても片時も目が離せません。
また趣味といえるか分かりませんが、元夫はお酒が大好きで、仕事から帰宅すると寝るまで毎晩欠かさず晩酌をしていました。
そんな状態で育児なんてできるはずがありません。
特徴その4.実家暮らしが長い
1人暮らしの経験がほとんどなく、結婚するまで実家暮らしだった男性も要注意です。
母親に身の回りのことをやってもらえるのが当たり前の中に長く身を置いているなんて、大人になってもまだ育児されているようなもの。
精神的に自立できておらず、育児どころか家事の1つすらまともにできないことだってあります。
元夫が34歳の時に私と結婚をしました。元夫は1度家を出たものの20代後半から再び実家暮らしに戻りました。ですから、かろうじて家事は一通りこなせたようですが、実家では母親にその日に着る洋服のセットまでさせていたそう。
小学生でもできることまで母親に甘えている人が、子供ができたからと言って急に変われるはずがありませんよね。
特徴その5.仕事が激務である
これはほとんど定時で仕事を上がれていた我が家の場合、あまり当てはまりませんが、毎日残業で休みも少ない夫の場合、必然的に育児に費やす時間が取れないことが考えられます。
ですからたまの休みに何もせず、1日中ごろごろしている夫を横目に、慌ただしい1日を送っている方も少なくないのでは?
…この場合仕方のないことのように思いますが、今や共働きの多いこの時代。だからと言って妻が仕事・家事・育児全て行っていたら、それこそ夫より休むヒマがありません。
家事や育児に休日はないのですから。
終わりに…夫を少しずつ育児に参加させるには?
では、このように夫が育児にほとんど協力しない環境が出来上がってしまったら、もう手立てはないのでしょうか。
…そんなことはありません!!
とっても面倒ですが、育児と平行して夫をイクメンに育ててあげれば良いのです。
気遣いながら優しくお願いする…
ありがとうは忘れずに…
小さなことでも褒める…
やってくれたことにダメ出しはしない
…
何だか本当に子供に接する時と同じようですが、女性よりも精神的に幼い男性にはこれが一番効果的だと思います。
まず、手伝って欲しい事に対しては、
「疲れている所ごめんね。どうしても○○をお願いしたいんだけど…。」
手伝ってくれたら、
「本当に助かったよ。ありがとう!」
してくれたことに対して、
「すごく上手だね。○○もすごく喜んでるよ!!」
手際が悪く、見ていてイライラしてしまうこともあるかもしれませんが、そこは絶対に堪えて!!
間違っても文句を言ったり、仕上がりにケチをつけてはいけません。要は「調子に乗らせる」のです。
…でも10年前の私には頭では分かっていてもそれができませんでした。
機嫌が悪い時に頼んで拒絶されるのも嫌でしたし、何より結局は自分でやった方が早いと思ってしまい、いつか夫の方から気づいて協力してくれるんじゃないかと淡い期待だけを抱いて一人でこなしていたのです。
あの時、上記のようなアクションを面倒臭がらずに起こしていれば、もしかしたら家族のカタチが良い方向に変わっていったのかもしれません…。オムツ替えだけは期待できませんけど。
育児をしない夫をお持ちの皆さん。これから出産を控え、育児をしない夫の特徴に当てはまってしまって青ざめている皆さん。
まずは、諦める前に夫をイクメンに育ててみてください。
褒められることで気を良くし、調子に乗って率先して育児に協力してくれるようになるかもしれませんよ!!