離婚して養育費&慰謝料を貰わなくて良かった理由とメリット5つ

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27歳の時に離婚した女です。結婚5年目、交際期間含めると7年目で離婚。離婚時子供は1人(4歳)いました。離婚した一番の理由は夫からのDVです。離婚してよかったことは自分のペースで生きられること。逆に大変だったのは「一人で子供を育てる責任」です。でも離婚して全く後悔ありません。

現代では、実に3分の1の夫婦が離婚する時代です。

しかし、お互いが生涯をかけて生活を共にすることを約束する結婚とは違い、離婚の理由は実に様々。

性格の不一致、浮気や不倫、セックスレス、酒乱、借金、モラハラやDV、などざっと挙げただけでもこれだけあります。

また現在婚姻関係が続いていても、上記の理由などから1度は離婚を考えたことがある方も多いのではないでしょうか。

…けれど離婚は結婚よりも何倍も疲れると言います。

その頭を悩ます原因の一つに慰謝料や、お子さんがいらっしゃる方は養育費など、お金についての問題があるかと思います。

私は7年前、5年に及ぶDV夫との結婚生活にピリオドを打ちました。

調停の末、一人娘の親権は私が獲得しましたが、事情により本来貰う権利のあった慰謝料と養育費は放棄しました。

貯金がゼロの状態から一人で子育てと家計を支えていくのには、苦労したこともたくさんありましたが、逆に貰わなくて良かったと思えることもいくつもあります。

今回は、私が慰謝料と養育費を貰わなくて良かった理由についてお話します。

離婚における慰謝料・養育費とは

離婚における慰謝料とは?

【精神的な損害の賠償・慰謝料(民法710条)】
 「他人の身体、自由若しくは名誉を侵害した場合又は他人の財産権を侵害した場合のいずれであるを問わず、前条の規定により損害賠償の責を負う者は、財産以外の損害に対しても、その賠償をしなければならない。」

【不貞行為に対する慰謝料請求(民法709条)】
不法行為により損害を賠償する者は財産上の損害ばかりではなく、精神上の損害も賠償しなくてはならない。

出典: max-uwaki.jp  

この通り離婚における慰謝料とは、離婚の原因となった側が、被害を受けた配偶者の精神的苦痛に対し支払う損害賠償のことです。

これはもちろん男性→女性のみではなく、離婚原因が妻側にあった場合には女性→男性にも支払い義務が生じます。

慰謝料の金額は、離婚理由と精神的苦痛の度合い、または支払う側の支払い能力により変動しますが、相場は大体このようになっています。


【慰謝料の相場】
◎性格の不一致 0~50万円
◎不倫や浮気 100~500万円
◎DVやモラハラ 50~300万円
◎悪意の遺棄(別居など) 50~300万円
◎セックスレス 0~300万円


実は厳密に言うと、離婚の慰謝料には上記にある「離婚の原因に対する慰謝料」と、離婚すること自体に生活苦など精神的苦痛が生じてしまう場合の「離婚自体慰謝料」の2種類があります。

特に女性は、生活が離婚前より厳しくなってしまうことが多く、お互いでの話し合いや裁判の取り決めによって貰えるのならば、絶対に受け取るべきお金だと思います。

養育費とは?

養育費とは、親権者ではない方の親が未成年の子供が成人するまでの生活を、自分と同等にする為に生活水準を落としてまでも支払うお金です。

ですから慰謝料とは違い、支払い能力の有無に関わらず、元配偶者ではなく我が子の将来の為に支払うべきお金なのです。

養育費の相場は、離婚調停などの際に用いられる「養育費算定表」を参考にすることが多く、それに基づいた場合、例えば年収500万円の夫と年収100万円の妻&小学生の子一人の場合、夫が妻に支払う養育費は4~6万円になります。

よって、これはいくら当事者同士が憎み合おうがいがみ合おうが関係なく、子供が受け取るべきお金なので、仮に慰謝料は請求しなくても、こちらは請求するに値するお金だと思います。

私が慰謝料と養育費を貰わなかった理由

上記で、私がこれら二つのお金は請求すべきだと主張しているのに、実際は何故貰わなかったのか。

まず一番の理由は、調停の際にDV夫が支払いを拒否し、親権を譲る事はもちろん離婚すること自体同意しなかったからです。

金銭的DVもあった夫は、自分の稼ぎが人の為に消えるのを特に嫌がっていた為、お金を支払うくらいなら子供も手放したくないし、既に愛情のない私とも離婚をしたくないと考えていたようです。

その証拠に、私が「慰謝料・養育費はいらないのでとにかく離婚して欲しい」と主張した途端、あっさりと離婚も親権を譲ることを承諾したのですから…。

次の理由は、私が無知であったこと。

娘と共に、早く夫から解放されたい一心で、減額交渉したり後から請求したりすることをしませんでした。

それにより、実際に自分の稼ぎだけで娘との生活を始めてから、何度も今頃養育費が貰えていたら…と思う場面や、自分の経済力の限界に嘆く場面がありました

最低限の生活は出来ても、子供のやりたい習い事や趣味など思うようにさせてあげられないのです。

本来、養育費とはそういった事をさせてあげる為にもあるお金です。

自分自身の離婚に固執し、そこまで見通せていなかった自分の無知さもありました。

…ここまで長くなりましたが、いよいよ今回のテーマ。

では実際に金銭を1円も貰わないことで、逆に良かったと感じる点はどのようなことなのでしょうか。

メリット① 恐怖心がなくなる


私の場合、離婚の原因が夫からのDVであった為、報復に怯える日々がしばらく続きました。

調停の際ももちろん、一切顔を合わせることのない様に配慮してもらいましたし、新しい住所も手続きの際は一切他言しないようお願いしました。

そのくらい当時は恐怖に思える相手だったので、電話番号や口座など私たちに関する手掛かりが一切ないという点では、慰謝料・養育費を受け取らないことで、徐々に安心して毎日を暮らすことができました

メリット② 自立心が強くなった

両親からも色々と協力してもらったので、感謝してもしきれませんが、毎月自分の稼ぎといくらかの手当て以外にあてになるお金がないことで、子供を守るのは自分しかいないという責任感と、自立心を強くもって過ごせていたと感じています。

メリット③ 子どもを面会させなくて良い


本来ならば養育費の有無と面会に関しては、関係がないとなっています。

しかし、養育費という名目のお金をいただいている以上、離婚しても二人で子供を養育していることになります

ですからこちらの一方的な気持ちで、今後一生子供と顔を合わせないという選択をすることは難しいと言えるでしょう。

それに私の場合、離婚当時娘がまだ4歳と幼かったという点と、パパはママをぶったり虐めたりするという記憶が強烈らしく、7年経った今も1度も実の父親に会いたいと言った事はありません。(もちろん娘の私への気遣いもあるのでしょう)

長年経ち、私の心の傷は表面上すっかり癒えたように感じていますが、未だに年に数回、元夫が夢に出てきては私に暴力を奮います

自分勝手な思いですが、本音を言うと娘が希望しない限り、一生娘を元夫に会わせたくありません。

そういった事からも、金銭を受け取らなくて良かったのだと感じています。

メリット④ 支払われないイライラなどがない


冒頭にお話したように、これだけ離婚の多い現代ですから、私の友人にも離婚経験者が数人います。

良く聞こえてくるのは、

「今月、先月と養育費が振り込まれていなかった。」
「催促の為に相手と連絡を取るのも嫌だけど、このままなあなあにするのも絶対許せない」
「相手が再婚した途端、毎月の振り込み額が減った」

などです。

離婚した元夫に対して、別れた後もイライラする思いを感じるのはとても苦痛だと思います。

メリット⑤ 次の恋愛や再婚で、相手に養育費の面で気まずい思いをさせる事がなかった


離婚して数年後、良心的な男性に出会い再婚した私。

娘の養子縁組も申し出てくれ、今では本当の親子として仲良く暮らしています。

再婚しただけでは連れ子に対しての養育義務はなく、養子縁組をすると同時に、その子供への義務が発生します。

初婚だった彼の中で、養子縁組をするという選択は、家族を守る事と今後の生活への覚悟でもあったのでしょう。

仮に毎月、元夫から養育費を受け取り、それが私の生活の一部になっていた事を今の夫が知れば…。その事で夫に気まずい思いをさせ、今の家族の形も少し今とは違っていたのかもしれません。

終わりに…

以上が私の思う、慰謝料・養育費を受け取らなくて良かったことの数々です。 


負け惜しみのように聞こえるかもしれませんが、私たち元夫婦の場合はお互いこれで良かったのだと本心から思っています。

離婚時のお金の問題は、離婚の理由や状況によっても、金額はもちろん夫婦の中で様々な形や結果があると思います。

私たちには財産分与もなかったので、その点でも違ってくるでしょう。

ですから私の体験談は、ほんの一例として皆さんの心の中に留めておいていただければと思います。

ただ、最後にもう一度。

養育費は自分ではなく、子供が今後生活をしていく為に貰う権利のあるお金です。

私のように簡単に放棄する前に、受け取るのか否か、子供の事を考え、正しいと思える選択をしてください。

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